ワイヤーフレームとは、簡単に言えば「WEBサイトの設計図面」のことです。
(単に「ワイヤー」と呼ぶこともあります。)
WEB制作の現場では、「何を・どこに・どのように」配置するのか決める(設計する)ことを「ワイヤーフレームを作る」と表現します。
それでは、なぜワイヤーフレームを設計する必要があるのでしょうか?理由は、頭の中にあるイメージを「見える化」することによって、クライアントや制作チームメンバー間で完成イメージを共有するためです。
話を分かりやすくするために、「一軒家」を建てるケースで考えてみましょう。
もしも設計図面が無かったらどうなるでしょうか?
間違いなく現場は大混乱に陥ることでしょう。
その理由は、制作チーム全員に共通する完成イメージが無いため、「必要な部品は何か?」「何をどのような順番で組み立てれば良いか?」が、分からないからです。
1人でもチームをまとめられるリーダーが存在すれば、何とか完成にこぎつけられるかもしれません。しかし、設計図がある場合と比べて、随分と非効率になることはお分かり頂けるかと思います。
そのため、WEB制作においても事前にワイヤーフレームを設計しておくことが必要になります。
もっと具体的に言うと、「グローバルナビにどのような順番でメニューを配置するのか?」「サイドメニューに表示させる要素とその並び順は?」「トップページのコンテンツエリアには何を表示させるか?」「フッターメニューには何を配置するか?」などの事柄を予め決めておくことです。
これらの枠組みを明確に定めることによって、認識のズレなく、効率的にWEBサイトを制作することができます。
また、途中でメンバーが入れ替わった時にも、スムーズな引き継ぎが可能となります。