ライフタイムバリュー(LTV)

ライフタイムバリュー(LTV)とは顧客生涯価値とも言われるもので、顧客がリピートも含め生涯のうちに企業にもたらす利益のことを言います。

1度だけの取引で終われば、初回の購入金額がライフタイムバリューと同額になりますが、リピートや関連商品の購入回数が増えれば増えるほど、ライフタイムバリューは上がっていくのです。

「顧客生涯価値」とは言うものの、実際の計算は生涯にわたった数字を見るわけではなく、一定期間の間での購入金額を計算したり、あるいは定期的に購入される商品であれば商品単価×平均購入回数によって算出することが多いですね。

ライフタイムバリューを計算することで、広告費にどのくらいの金額をかけることができるかが分かります。

例えば、初回に商品を販売して得られる利益が1万円であれば、広告費を1万円以上かけると赤字になってしまい、意味がないと思われるかもしれません。

しかし、ライフタイムバリューを計算したところ、初回の商品を購入した顧客は平均して5万円分利益を企業にもたらすことが分かれば、1万円以上広告をかけてもトータルでは利益が出ていることになります。

一般的に、初回の購入を達成するためにかける新規顧客の獲得コストよりも、既存客に商品を提案してリピート客にする方が、顧客獲得コストは減少するのが一般的。

ですので、一見採算が合わないように見える広告でもライフタイムバリューを計算することで、実際は十分に採算がとれていることがわかるケースがあることをご理解いただけましたでしょうか?

ライフタイムバリューを考慮しないと、もっと広告をかけて集客すれば利益を伸ばせたところを、広告費を削減することが機会損失になってしまう可能性があるのです。
反対に広告費をかけすぎて赤字になってしまうことなども考えられますので気をつけましょう。

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