ABテストとは、例えばWebページなどのクリエイティブをAパターンとBパターン用意し、なるべく同一条件にした上で、どちらが優れた成果を出すか?を計測することです。
※もちろんABの2パターンだけでなく、3パターン、4パターンと比較することもあります。
それでは、なぜABテストを行う必要があるのでしょうか?
もしも無尽蔵に広告宣伝費を注ぎ込める環境であれば、細かいテストは不要かもしれません。
しかし、多くの中小・零細企業では資金面に制約があることが一般的です。
限られた予算内で、広告・宣伝効果を最大化し、最適なアウトプットへと繋げていくためにもABテストが必要なのです。
具体的にどのようなABテストが出来るのかというと…
・ファーストビューのイメージ画像
・キャッチコピー
・CTAコピー
・CTAボタン(色や大きさなど)
・各種見出し
・お客様の声
・推薦のメッセージ
・追伸コピー
などです。
※CTA=「Call To Action」の略称で、日本語に訳すと「求める行動」という意味合いになります。もっと具体的に言うと申し込みボタンや問い合わせボタン、タップすると自動的にコールされる電話番号などが当てはまります。
これらの要素を比較テストすることで、最適解を導き出しましょう。
尚、ABテストを行う上での注意点は2つあります。
まず1つ目に「変更する箇所は1点に絞る」ということを必ず徹底してください。
理由は「成果に貢献している要素は何か?」を明確にするためです。
例えば、「ファーストビューのイメージ画像」と「キャッチコピー」を同時に変えてしまったら、「何によって成果が出たのか?」を判別することができません。
じれったく感じるかもしれませんが、ABテストを行う際は、必ず1つずつ要素を検証していきます。
もう1つの注意点として、ABテストの結果CVRが高いクリエイティブに対してより多くの広告資金を投下することになるのですが、「一時的な結果」という可能性は常に視野に入れておきましょう。
最初の1ヶ月はAの方が好反応で、2か月目以降はBの方が成績が良いというケースもままあります。結論を急がず、慎重に比較検討されることをおすすめします。